第六回センチメンタル・スケッチ・ジャーニー
シャングリ・ラ〜雲南省〜
香格里拉


 
玉龍雪山や梅里雪山など六千メートル級の山々
からの清流が、原野をゆっくり潤している・・・
羊と牛をかけ合わせたようなヤクが
一日中、草を食んでいる・・・
涼しい風が木々の葉を揺らしている・・・

中国・雲南省の北部、香格里拉(シャングリ・ラ)は、
「桃源郷」のひとつとして有名な村だ。
このシャングリ・ラの名称の由来は、
ジェイムス・ヒルトン(英国の小説家 1900〜1954)
が著した小説「失われた地平線」の中に出てくる
理想郷である。
チベット族の言葉で「心の中の太陽と月」という意味だそうだ。
ここの村人達が、小説の中に出てくる「シャングリ・ラ」は
我が村のことだとして中国政府に申請して、正式名称として
認可を受けたという。
アジアの有名な名勝地にホテル・チェーンを展開している
『バンヤン・ツリー・ホールディング・リミティッド(本社:シンガポール)
が、この一帯を整備し、その中に山荘風なホテルを建てた。
いわばビジネスを兼ねて文化遺産の保護をしている。

上記の絵の下の方にトンパ文字を挿入している。
その意味は、「私の未来は、輝いている」だ。
トンパ文字は、この地区の少数民族の言葉で
今も使われている。