第十七回センチメンタル・スケッチ・ジャーニー
 初個展2012 「癒し旅の画文展 アジア・欧州の路地と水辺」
挨拶文

 


ビジネス社会を卒業して、今夏で九年目を迎えます。その間、

画板を抱えて、欧州・アジア十カ国と日本各地をスケッチ旅行して

過ごしました。そして描きためた絵の数が、900枚を超えました。

今回は、その中から「水辺」と「路地」をテーマとして、展示させて頂きます。

「水辺」と「路地」は、いずれも人に「癒し」を与えてくれます。

太古より「水辺」に人は集まり、生活を営んできました。生きてゆく上で水が、

最低限の必要条件であるからですが、その結果、水が身近に感じられる事に

よって、安らかな気持ちが生まれるようになってきたのです。

例えば、水の少ない中東の国々では、中庭の噴水の音色を聴くだけでも、

この世の幸せと言われたくらいです。

一方「路地」は、どの国でも都市の下町に多く存在します。

見栄や虚飾に満ちたハレの場ではなく、ごく日常的な本音の生活がうかがえる

ケの場です。人の情けと哀歓が詰まった場でもあります。

現代社会では、様々なストレスが、渦巻いています。その中では潤いが、

どうしても必要ではないでしょうか。

こよなく愛する「水辺」と「路地」の絵をご覧頂き、ほんのひとときでも、

こころの癒しを感じて頂ければ、存外の喜びです。